長久手クリニック

内科・リウマチ科・腎臓内科を併設し、2024年春に長久手ファミリー歯科は「長久手クリニック」へ。土曜日夕診あり。CTあり内科・発熱外来 電話・予約無しで直接の来院でもお待ちしています。歯科は引き続き予約をお願いいたします。

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尿、おしっこのお悩み 長久手クリニック

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こんにちは。
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。

さて、水分をたくさん取るとおしっこに行きたくなるのは自然なことですが、頻尿でお困りの方はいらっしゃらないでしょうか。
通常、私たちが「おしっこをしたい」と感じるのは、膀胱に尿が約200mlたまったときです。
このときにはまだ膀胱にはスペースがあり尿が400-500mlたまってくると強い尿意を感じるようになります。
膀胱は尿をためておくタンクです。尿道は尿を体外に排出するホースです。
このタンクとホースが上手に働くことでおしっこをためたり出したりすることができます。
逆に言えばここに不具合があるとおしっこのトラブルになるということです。

「頻尿」とは1日に8回以上おしっこにいく状態です。とくに日中に8回以上トイレに行ったら頻尿です。
夜、眠ってからは基本的にはトイレには行かないと思いますが夜2-3以上回起きてトイレに行くようであれば「夜間頻尿」といえます。

夜間頻尿の原因は大きく分けて3つあります。
・おしっこがうまく貯められない(過活動膀胱、前立腺肥大症、間質性膀胱炎など)
・夜だけ過剰におしっこがつくらる。(おしっこをつくらないようにするホルモン(バソプレシン)が減っている、など)
・眠りが浅く軽い尿意で目がさめてしまう。
などの原因があげられます。

また、女性の中にはくしゃみや重い荷物をもった瞬間に尿もれする「腹圧性尿失禁」や、
我慢しがたい急に起こる強い尿切迫感と頻尿な状態「過活動膀胱」にお困りの方がいらっしゃるのではないかと思います。
「腹圧性尿失禁」ですが女性の尿道は短く、尿道の後ろに膣があって出産すると骨盤底筋群が緩み、その影響で尿道も緩むために起こります。
「過活動膀胱」のポイントは突然起こる尿意であったり、何かをしている最中にやっていることを中断してでもトイレにいかないと収まらないとう切迫感があるかどうかです。
尿の出が悪い、トイレが近いといった症状でお困りの男性の中には「前立腺肥大症」が原因の場合があります。

気になる症状がある方には血液・尿検査やエコー、CTなどでまずは原因となる病気がないかチェックさせていただきます。
当院は男性・女性医師が在籍しているため相談しにくい尿の悩みも男性医師希望、女性医師希望など仰ってただければご希望に沿って診察させていただきます。

ご予約はこちらから


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駐車場あり。名古屋・日進・尾張旭・瀬戸・豊田・東郷からもアクセス良好です。
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藤が丘からお越しの方:地下鉄東山線藤が丘駅でリニモに乗り換え、リニモの長久手古戦場駅2番出口で下車すぐ前。
豊田市からお越しの方:リニモ八草駅から長久手古戦場駅2番出口で下車すぐ前。
日進竹の山や日進市役所など日進市エリアからお越しの方:名鉄バス85番線を使って古戦場駅で下車し2分。
尾張旭市エリアからお越しの方:名鉄バス80番線を使って古戦場駅で下車し2分。
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女性医師・リウマチ専門医・腎臓専門医が在籍しております。
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2024年09月02日 00:00

とても痛い尿路結石 夏は注意です 長久手クリニック

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こんにちは。
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。
毎日暑くなり水分をとっても汗で出てしまい気づかないうちに脱水になりがちな季節になりました。
水分摂取は十分に取るようにしてくださいね。

(追記)メ~テレ 中村潤也 記者に取材をうけた記事が掲載されました。記事はこちらです。

「尿路結石」について説明させていただきます。
まず尿管の位置ですが、腎臓が背中側に左右あるのですが尿管は腎臓からつながって膀胱へとおりていきます。
ですので尿管に石が詰まると背中から下腹部にかけて詰まった部分で痛みを来します。
痛みは激烈なこともあり冷や汗や吐き気も伴うことがあります。このような痛みを「疝痛(せんつう)発作」といいます。
その他に血尿がみられることもあります。

尿中に溶けた物質(カルシウム・シュウ酸・尿酸など)がpHや濃度の影響で溶けきれなくなって結晶を作って結石に発育します。
尿路結石以外は健康に見える患者さんさんでも、調べますと高カルシウム血症や高尿酸血症など、危険因子をお持ちのことがあります。

西側先進諸国では尿管の上の方で石が詰まることが多く、発展途上国では下の方で多いという特徴がありました。
日本でもかつては尿管の下の方の結石が多かったですが、高度経済成長に伴って、上の方の結石が多くなったそうです。
高カロリー・高タンパク・高脂肪の食事や西洋風のライフスタイルが上の方の結石の発症に関与していると考えられます。

尿路結石が疑われる場合には尿検査、血液検査、画像検査(レントゲン、超音波検査、CT)を行います。
当院ではCTを当日行うことが可能です。CTであればX線透過性結石である尿酸結石やシスチン結石も検出でき、レントゲンよりも小さい結石の検出能が優れているからです。
また、結石の除去を急ぐような状態にある2個ある腎臓の両方に石が詰まっていないかなどを評価できます。

治療としてはまずは痛みを抑える薬を使って痛みのコントロールを行います。
尿路結石は5mm未満の結石は半数以上で自然排石され、5-10mmの結石でも半数程度は自然排石されます。
自然排石されまでの期間は平均約17日程度となっています。
水腎症がなく10mm未満の結石であれば腎機能などをフォローしながら自然排石されるのを待つことが可能といえます。
(*水腎症とは結石によって尿管が閉塞し腎臓でできた尿が排出できないことによって腎臓の出口が腫れている状態です。)
また1ヶ月経過しても結石の位置に変化がない場合には積極的治療(例:体外衝撃波破石術、経尿道的尿管破石術、経皮的腎破石術など)のご相談を含めて泌尿器科へご紹介させていただいております。

尿路結石は再発することも多く4年で40%、10年で60%となっており再発予防が大切です。
尿路結石の石の成分を知ることは再発予防に役立ちます。そのため自然排石された場合は検査に提出し成分分析をさせていただきます。
成分として多いのはシュウ酸カルシウム(75-80%)で、尿酸(5-15%)、リン酸カルシウム(5%)、シスチン結石なども挙げられます。
結石の種類によって予防に使うお薬をご提案させて頂きます。

尿路結石の予防において成分にかかわらず共通して重要なことは
①水分をしっかり取って1日の尿量が2000mL以上になるようにする。食事以外の水分摂取を1日2000mL以上取るようにしましょう。
②食事も大切です。バランスのとれた食事,一定量のカルシウム摂取(600~800mg/ 日),動物性タンパク質の過剰摂取 制限(1.0g/kg/ 日以下),塩分の過剰摂取制限(男性 7.5g/ 日未満,女性 6.5g/ 日未満)などがあります。
当院では管理栄養士による栄養指導も行っておりますので具体的にお話させていただくことが可能です。
③肥満予防、適度な運動
です。
お薬も大切ですが何よりもこれら毎日の生活習慣を意識することが大切です。

これからの暑い季節はどうしても脱水傾向になりますので、こまめに水分摂取をして尿管結石にならないようにしたいですね。
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参考図書・文献:今井裕一ら 腎・尿路系コア・カリキュラムテキスト、 江藤 正俊ら 尿路結石症診療ガイドライン第3版 2023年版
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2024年08月15日 00:00

糖尿病と腎臓 長久手クリニック

長久手クリニックでは腎臓専門医として腎臓病予防を軸とした糖尿病への治療をおこなっております。

目次

糖尿病の症状

・喉の渇き
・尿の回数が増える
・尿量が増える
・体重が減る
・倦怠感
・頭がぼーっとする

上記のような症状は血糖値が300など高くなったときに自覚しやすいです。
血糖値がそれほど高くないと自覚症状がないことがよくあります。

糖尿病の初診時どんな検査をする?

下記のような採血と尿検査を行います。

・血糖値
・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):月単位の血糖の状態を知ることができます。
・抗体検査(抗GAD抗体など):免疫の異常による糖尿病ではないか調べます。
・Cペプチド:インスリンの分泌能を評価できます。
・尿糖、尿蛋白:糖尿病は腎臓病、ひいては透析となる原因の第一位です。定期的な尿検査が重要になります。

急激な糖尿病の悪化や発症が確認された方は、すい臓がんの合併がないか当院でCTの検査を行う場合がございます。


高度医療機関との連携

  • 1型糖尿病 
  • 高血糖急症
  • 妊娠(または妊娠希望)
  • インスリン療法の導入が必要
  • 高齢者以外でHbA1c 8.0%以上が継続

これらの項目がある患者さんは、愛知医科大学病院などの高度医療機関へご紹介します。

 

糖尿病治療の3本柱「食事療法」「運動療法」「薬物療法」

食事療法

 「夕食はなるべく早い時間に食べるようにしましょう」
「寝る前3時間は食べるのをやめましょう」
 食事療法の基本は、3食きちんとゆっくりと食べることです。
 まずは3食きちんと食べることから始めましょう。
一食抜いてしまうと、次の食事で血糖が上がりやすくなるからです。
また、寝る前3時間は食べないのも重要です。食べてすぐに寝ると翌朝の血糖値が上がってしまいます。  
どんなに忙しくても、食事には20分以上の時間をかけるべきです。ゆっくりよくかむことで、食事中わずかに上昇した血糖が満腹中枢を刺激します。
また、咀嚼により脳内ヒスタミンやセロトニンの神経系が活性化し、これによっても満腹中枢が刺激されます。 

<具体的な食事療法>  
・食物繊維を多く含む、豆類、根菜類、海藻類、ナッツ類、きのこ類などを積極的に摂取しましょう。  
・海藻類・きのこ類  海藻やきのこを多く食べるよう支援しています。これらの食材に多く含まれる食物繊維には血糖の急激な上昇を抑える効果があるからです。  
・ 野菜類  慢性腎臓病が無い方は、トマト、キュウリ、レタス、ホウレンソウ、ニンジンなどをたくさん食べましょう。  
慢性腎臓病の方は、カリウム制限が必要な場合がありますので、ご相談をお願いします。  
・果物類  果糖を多く含みますので、なるべく避けましょう。ビタミンやミネラルの不足を気にされる方もいらっしゃいますが、野菜をたくさん取れていれば問題ありません。  
・飲み物  清涼飲料水やスポーツドリンクは血糖を上げてしまいます。  夏は、熱中症の予防をうたいスポーツドリンクの宣伝が目立つようになりますが、糖尿病の患者さんは、通常の水やお茶(麦茶、ウーロン茶)を多く飲み、塩分は味噌汁や梅干しで補うようにしましょう。
慢性腎臓病や高血圧があって塩分制限の指導を受けている方は、体重を測定し急速に減少しているようでしたら、脱水があると考えて塩分補給しましょう。
緑茶や玉露での水分補給はカリウム制限がある場合は避けましょう。  
・食べる順番  
食物繊維が豊富な野菜を最初に食べて、次に魚や肉を食べ、ご飯などの糖質を最後に回す方が、血糖は上がりにくくなります。
また、魚や肉をご飯より先に摂取することで、腸からのインクレチン(GLP-1とGIP)の分泌が促進し、インスリンの初期分泌が改善するといわれています。

運動療法や嗜好品との付き合い方や生活習慣

運動療法や嗜好品との付き合い方や生活習慣 隙間時間でできるプチ運動をルーティンにすることでインスリン抵抗性を改善でき、血糖や脂質代謝、血圧の改善や動脈硬化の防止が期待できます。
ただ、仕事が忙しく毎日30分も歩く時間を取れない患者は少なくありません。仕事の合間にこまめに体を動かしたり、エレベーターを使うのをやめたりしましょう。

●嗜好品との付き合い方、お酒やたばこはやめるべき?
・アルコール
血糖コントロールが良好なら、量を減らせば飲酒自体は可能です。
具体的には、日本酒で1合、ビールで缶ビール(350mL)1本、ワインでグラス2杯程度を週に2〜3日なら糖尿病は悪化しません。
もちろん、アルコール性肝硬変や膵炎、高度の高トリグリセリド血症の人は禁酒が必要ですが、そうでなければ節酒でもよいでしょう。
・たばこ
喫煙は動脈硬化を進め、心臓病を起こしやすくするほか、全ての細胞機能を落として老化を早めます。HDLコレステロールも下げてしまいます。また、喫煙は脂肪細胞から分泌される善玉アディポカインであるアディポネクチンの分泌量を抑え、糖尿病の悪化につながります。禁煙しましょう。  
・ストレス
ストレスは様々な刺激が原因で引き起こされる身体的・精神的な緊張感です。
適度な緊張感は効率を高めますが、不快な刺激や長引く緊張感は弊害をもたらします。自律神経が緊張したり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れたりすることで、カテコラミンやコルチゾールなどのインスリン拮抗ホルモンが分泌され、血糖上昇や遊離脂肪酸上昇、血圧上昇が生じ、結果として糖尿病の悪化にもつながります。
現代のようなストレス社会では「ストレスの解消」といってもなかなか難しいのですが、ぜひ食べること以外の趣味を持ちましょう。
・睡眠
睡眠はホルモンバランスを改善して頭を明瞭にします。翌日安全に行動できるようにするためには不可欠です。
睡眠時間が長過ぎても短過ぎても、糖尿病の発症と悪化の危険が増すことが知られています。6〜7時間の睡眠を心掛けるようにしましょう。

糖尿病性腎症

 

● 現在、人工透析導入となる原因疾患の第1位が糖尿病で、年間約1万 6000人が新規導入となっています。
長久手クリニックの医師と看護師は透析医療にも携わってきましたので、その恐ろしさを実感しております。
一緒に合併症予防、透析予防を目指しましょう!


・尿検査とeGFR の評価で早期診断を  
糖尿病性腎症の診断には、尿検査とeGFRの測定が重要で、かなり進行した腎不全にならないと自覚症状は出ません。
「微量アルブミン期(第2期)」、つまり早期腎症の段階で診断することが重要です。第2期であっても血糖と血圧を良好に保てば、腎症の進展を阻止でき、第1期への回復も期待できます。
随時尿検査で、3回中2回以上、尿アルブミンが30~299mg/gCrなら、第2期と診断します。尿アルブミンとeGFRは、3~6カ月に1回は評価しましょう。

腎症の発症を予防し、進行を阻止するためには、血糖、血圧、脂質の良好なコントロールが重要です。
具体的には血糖はHbA1cを7.0%未満、血圧は130/80mmHg未満、LDL-Cは120mg/dL未満に保ちます。
高血圧合併例では、塩分制限(1日6g未満)とします。  

・糖尿病性腎臓病ではSGLT2阻害薬を優先  
SGLT2阻害薬(エンパグリフロジン、ダパグリフロジン、カナグリフロジン)には、腎機能保護効果、腎症進展の抑制効果があります。
米国糖尿病協会(ADA)のガイドラインでは、CKDを合併している場合は、SGLT2阻害薬を推奨しています。
長久手クリニックでも透析予防を目指して積極的にSGLT2阻害薬を処方しております。
SGLT2阻害薬については後述します。  

・糖尿病性腎症以外の腎疾患を疑う場合は?(長久手クリニックが糖尿病治療を行う強み①)  
糖尿病性腎症の診断においては、他の腎疾患を否定することも重要です。

糖尿病性腎症以外の腎疾患を疑う場合
1.糖尿病の罹病期間が5年以下の場合
2. 糖尿病網膜症がない場合
3. 尿潜血が多い場合
4.急激に尿蛋白の出現が見られた場合
5.尿蛋白が非常に多い場合(5g/日以上)
6.急速に腎機能が低下する場合
7. 炎症反応、補体の異常を伴う場合
のいずれかに該当する場合は、他の腎疾患と鑑別するために腎生検を考慮すべきであり、愛知医科大学病院などの高度医療機関に紹介します。
なお、糖尿病患者の約15%は、他の腎疾患を併発していたという報告もあります。  

・腎臓専門医への受診のタイミングは?(長久手クリニックが糖尿病治療を行う強み②)
 腎臓専門医への紹介が推奨されるのは、
(1)顕性アルブミン尿がある
(2)微量アルブミンがあり、ステージG1およびG2で血尿がある
(3)微量アルブミンがあり、ステージG3a以上
(4)尿アルブミン/クレアチニン比30mg/gCr未満で、ステージG3aかつ40歳未満
(5)尿アルブミン/クレアチニン比30mg/gCr未満で、ステージG3b以上の場合です。
これら以外でも、3カ月以内に30%以上の腎機能の悪化を認める場合は受診をお願いします。

 

SGLT2阻害薬について

SGLT2阻害薬には、血糖降下だけでなく、体重減少、血圧低下、脂質改善という多面的な効果があることから、心血管イベントの抑制と腎保護に関するエビデンスが集積しています。
2型糖尿病で、(1)アテローム動脈硬化性心血管疾患 の既往があるもしくはハイリスクである、(2)慢性心不全がある、(3)CKDがある のいずれかに当てはまる場合は、メトホルミン使用の有無にかかわらず、最初からエビデンスのあるSGLT2阻害薬を使用します。  

SGLT2阻害薬を使用する際は、特に(1)脱水、(2)尿路感染症・性器感染症、(3)正常血糖ケトアシドーシス、(4)サルコペニア の4つに気を付ける必要があります。  
(1)脱水 「1日当たり追加で水を500mL飲みましょう」  
SGLT2阻害薬を内服すると、尿糖排泄に伴う浸透圧利尿のため、多尿・頻尿が生じます。そのため、飲水が不十分な場合は脱水症状を認めることがあります。
脱水は、脳梗塞や熱中症の発症を増加させたり、シックデイの病態を悪化させたりする危険性があるため、特に投与開始初期は、「1日当たり追加で水を500mL」と普段よりも多めに飲むようにしましょう。
(2)尿路感染症・性器感染症  
尿糖排泄が増加するため感染リスクが増加します。特に女性では注意が必要です。
尿路感染を起こすと、腎盂腎炎、敗血症などの重篤な感染症に至る可能性があるほか、カンジダなどを生じます。
また、まれですが非常に重篤な性器感染症を起こすこともあります。 陰部のかゆみや排尿痛、残尿感、尿が濁る、頻尿といった症状が生じたら、すぐに受診してください。
腎盂腎炎に進行すると、腰痛、発熱などを来し、敗血症などに至るケースもあります。「過去2回以上、膀胱炎の既往がある患者」には、安全のため使用しないようにしています。  
(3) 正常血糖ケトアシドーシス
SGLT2阻害薬の使用により、正常な血糖値(150mg/dL程度)にもかかわらずケトアシドーシスを来す例があることも忘れてはなりません。
SGLT2阻害薬により尿糖排泄が促進されることで、糖質がエネルギー源として利用できなくなると、内臓脂肪が代替エネルギーとして消費されます。その結果、ケトン体の産生が増えます。
SGLT2阻害薬の内服中は、通常の糖尿病性ケトアシドーシスとは異なり、高血糖を伴わないケトアシドーシスを来すことがありますので、全身倦怠感、悪心、嘔吐などの症状を見逃さないようにしましょう。

eGFR 45mL/分/1.73m2未満になると、SGLT2阻害薬の血糖降下作用は減弱するため、特にeGFR 30mL/分/1.73m2未満の場合については、血糖管理のためにGLP-1受容体作動薬の使用を推奨しています。

脂肪肝・歯周病

 

糖尿病と双方向に影響し合う病気が脂肪肝・ 歯周病です。  
・脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪肝炎[NAFLD/NASH]) 
2型糖尿病で有意に多いNAFLD (non-alcoholic fatty liver disease) は、組織診断または画像診断で脂肪肝を認め、アルコール性肝障害など他の肝疾患を除外した病態を指します。
肝細胞障害や線維化を認めない単純性脂肪肝(NAFL)と、脂肪変性や肝細胞変性(風船様変性)などを認める NASH (non-alcoholic steatohepatitis)を含む疾患概念で、NAFLDの1~2割をNASHが占めています。
NASHは肝硬変や肝癌に進行する可能性があるため特に注意が必要です。
なお、NAFLDは「非アルコール性」ですから、飲酒量としては純アルコールで男性30g/日未満、女性 20g/日未満が診断基準の一つになります。
日常診療においてNAFLDの中からNASHを見つけ出すには、肝線維化の指標である「FIB-4 index」が簡便で有用です。長久手クリニックでも検査しております。
FIB-4 index 1.3以上の場合は、肝線維化が進行している可能性があるため、愛知医科大学病院などの肝臓内科専門医に紹介します。年齢、血小板数、AST、ALTから計算します。
血糖降下薬としては、SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬が肝病理組織を改善する可能性が示唆されており、積極的に使用しています。  

・歯周病 (長久手クリニックが糖尿病治療を行う強み③
歯周病の症状は、慢性炎症による歯肉腫脹であり、触れると出血します。 進行すると歯がぐらつき、最終的には歯が抜けてしまいます。
血糖コントロールの不良は歯周病を重症化させます。
特に高齢、喫煙、肥満、免疫不全がある場合は頻度が高くなります。
また、歯周病が重症であるほど血糖コントロールは不良となります。
一方で、歯周病治療によって歯周組織の慢性炎症が改善すると、インスリン抵抗性が軽減し、血糖コントロールも良好になってきます。
歯周病は、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患や感染性心内膜炎、呼吸器疾患、低体重児出産などの誘因となる可能性もありますので、長久手クリニックの内科と歯科で連携をとって治療しています。

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2024年07月27日 09:05

ご自身の慢性腎臓病進展リスクは? 長久手クリニック

慢性腎臓病の悪化リスク (1)

長久手クリニック
腎臓専門医
浅井昭雅・奈央

あなたの腎臓の機能は?

項目 私の値 正常値
クレアチニン   男性1.0mg/dl以下
(女性0.7mg/dl以下)
eGFR (推定糸球体濾過量)   60以上
たんぱく尿   マイナス
慢性腎臓病(CKD):eGFR 60未満

腎臓を悪くするリスクをあなたはいくつ持っていますか?

リスク 質問事項 はい いいえ 私の値 目標値
喫煙 タバコを吸っている 2 0   禁煙
血圧 血圧140/90mmHg以上 2 0   130/80以下
血糖 HbA1c 7.0%以上 2 0   5.6%以下
肥満 BMI (体重/身長²) 25以上 2 0   25未満
脂質 LDL-C 140mg/dl以上 2 0   120未満
運動 有酸素運動を週3回30分以上 0 2   週3回30分
塩分 味付けの濃い食べ物が好き 2 0   塩分控えめ
  • 合計点数 0 点:慢性腎臓病(CKD)進行リスクは低い
  • 合計点数 1-3 点:慢性腎臓病(CKD)進行リスクは低度
  • 合計点数 4-6 点:慢性腎臓病(CKD)進行リスクは中等度
  • 合計点数 7 点以上:慢性腎臓病(CKD)進行リスクは高度

参考文献: Sofue T, et al. "Changes in Prevalence and Health Checkup Coverage Rate of Chronic Kidney Disease (CKD) after Introduction of Prefecture-Wide CKD Initiative: Results of the Kagawa Association of CKD Initiatives." J. Pers. Med. 2021, 11(11), 1121.
 

 

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2024年07月16日 00:00

尿潜血(せんけつ)・血尿に対するリスク評価 長久手クリニック

血尿

健康診断などで尿潜血(せんけつ)や血尿を指摘された場合、腎臓専門医として診察させていただきます。
お気軽にご相談ください。

  1. 腎臓(糸球体)に関連する場合 腎臓専門医として対応します
    尿たんぱくの有無や、腎炎がないかを確認します。
    尿や採血で精密検査を行います。慢性糸球体腎炎を疑う変形赤血球の有無や、急速進行性糸球体腎炎を疑う所見がないか(皮疹の有無や採血でCRP)の確認をします。
    経過観察が可能かどうか・投薬の必要性・緊急度を判断します。

  2. 泌尿器科領域の対応
    血尿診断ガイドライン2023に基づき、リスク分類を行います。

低リスク群

以下の条件をすべて満たす場合:

  • 男性:40歳未満、女性:50歳未満
  • 尿中赤血球が5~10個/HPF
  • 危険因子(※)がない
    ※有害物質へのばく露、膀胱刺激症状(頻尿・強い尿意・排尿時痛・残尿感)、フェナキセチンなどの鎮痛薬多用、骨盤放射線照射の既往、シクロフフォスファミドの投与歴、尿路への異物の長期留置

癌のリスクは低いため、次のいずれかの対応が選択されます:

  • 半年以内に再検査
  • 中リスク群に応じた検査

中リスク群

以下の条件のいずれかに該当する場合:

  • 男性:40~59歳、女性:50~59歳
  • 尿中赤血球が11~25個/HPF
  • 1つ以上の危険因子(※)がある

膀胱がんや尿路上皮がんの可能性を考慮し、以下の対応を行います:

  • 長久手クリニックでのCT(膀胱・腎)+尿細胞診
  • または、泌尿器科クリニックへの紹介(膀胱鏡検査+腎の超音波検査+尿細胞診)

高リスク群

以下の条件のいずれかに該当する場合:

  • 男性・女性ともに60歳以上
  • 尿中赤血球が25個/HPF以上
  • 喫煙歴がある
  • 肉眼的血尿の既往がある

泌尿器科クリニックへの紹介が推奨されています。対応としては、膀胱鏡検査、CT urography、尿細胞診が行われます。
どうするかご相談しましょう。


お気軽にご相談くださいね。

長久手クリニック
腎臓専門医
浅井 昭雅

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新城市からお越しの方:新城名古屋藤が丘線 山の湊号 長久手古戦場駅で下車し2分。
特徴
女性医師・リウマチ専門医・腎臓専門医が在籍しております。
イオン長久手店直近。
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2024年07月01日 12:08

常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD) 長久手クリニック

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こんにちは。
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。

常染色体優性多発性嚢胞腎ADPKD」についてお話させていただきます。
ADPKDは遺伝子疾患のなかで最も頻度が高く(約3000~7000人に1人)、年を重ねるとともに嚢胞が両腎に増加し、徐々に腎機能が低下する病気です。
嚢胞とは水の袋をイメージしてもらうと良いと思います。
その嚢胞が様々な大きさで生じ、腎臓だけでなく肝、膵、脾などにもみられることがあります。

多くはPKD1遺伝子、PKD2遺伝子が原因遺伝子とされ、その他の遺伝子変異でも発症することが報告されています。
遺伝性の病気ですので家族歴が大切になります。
ご両親、ご兄弟で多発性嚢胞腎といわれたことがある方は一度検査することをおすすめします。

症状は無症状のことが多く、中には腹痛、背部痛を自覚されることもあります。
またお腹がはった感じ、血尿などが症状として挙げられます。

検査方法は超音波(エコー)検査やCT検査での腎臓の形、嚢胞のようすを確認します。
また、合併症に脳動脈瘤や心臓弁膜症があり、MRIや腎臓超音波検査などを受けておくことも大切です。

治療法としてバゾプレシンV2受容体阻害薬(トルバプタン)があり、腎機能低下を抑制する効果が期待できます。
このお薬は利尿作用があり、おしっこをよく出すようにする作用があるのですが、通常の他の病気で使う量よりも多く内服する必要があるため入院で開始することが多いです。
当院では愛知医科大学病院などと連携して診療させていただくことが可能です。

また積極的に水分を取っていただくこと、血圧が高いようであれば血圧をコントロールすること、塩分には気をつけることなどはADPKDの治療でも大切です。

ADPKDは2015年に難病に指定されています。ただ、重症度や嚢胞の容積や増大スピードによる基準があります。
当院は難病指定医に登録しておりますので診察し申請させていただくことも可能です。


ご予約はこちらから


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車をご利用の皆様
駐車場あり。名古屋・日進・尾張旭・瀬戸・豊田・東郷からもアクセス良好です。
公共交通機関をご利用の皆様
藤が丘からお越しの方:地下鉄東山線藤が丘駅でリニモに乗り換え、リニモの長久手古戦場駅2番出口で下車すぐ前。
豊田市からお越しの方:リニモ八草駅から長久手古戦場駅2番出口で下車すぐ前。
日進竹の山や日進市役所など日進市エリアからお越しの方:名鉄バス85番線を使って古戦場駅で下車し2分。
尾張旭市エリアからお越しの方:名鉄バス80番線を使って古戦場駅で下車し2分。
新城市からお越しの方:山の湊号 長久手古戦場駅で下車し2分。
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2024年06月17日 14:17

IgA腎症 長久手クリニック

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長久手クリニック 医師の浅井奈央です。
こんにちは。

腎臓病の中でも腎炎として頻度の高い
「IgA腎症」についてご説明させていただきます。
「IgA腎症」とは糸球体性血尿や蛋白尿などの検尿異常が持続的にみられ,糸球体に IgA の優位な沈着を認め,その原因となる基礎疾患が認められないものと定義されています。
日本をはじめ アジア太平洋地域に多くみられ,北欧や北米では比較的少なく遺伝的背景が想定されています。
しかし明らかな原因はわかっていません。


学校や会社などでの検尿による蛋白尿・血尿で見つかることが多いです。
風邪や腸炎の後に目で見ておしっこに血が混じっている、尿が赤いといった肉眼的血尿で受診されることもあります。


IgA腎症の診断には腎生検が必要になります。
腎生検は入院での検査となり、腎生検で得られた組織を顕微鏡で観察し診断します。
腎組織のメサンギウムという部分に免疫グロブリンであるIgAが沈着することによって蛋白尿や血尿を生じ腎障害をおこします。

IgA腎症は重症度に合わせて下記のような治療を行います。
・ステロイドパルス療法
・ステロイドの内服
・抗血小板薬
・扁桃摘出術
・降圧薬など
また生活習慣も大切です。
・減塩
・禁煙
・体重管理
・血圧測定
また妊娠・出産において注意が必要な場合があります。

IgA 腎症が報告されて から半世紀が経過し、当初は予後良好な疾患と考えられていましたが、末期腎不全となることもあり定期的な検査が必要な病気です。
比較的若い方も発症されることが多く、定期的な受診が難しい方もいらっしゃるかと思います。
当院では夕方の診察、土曜日も午前・午後診察しておりますので学業やお仕事への影響を減らすことが可能かと思います。
他の病院で診断がついているが今は定期受診していない方もどうぞ。

気になることがありましたらご相談くださいね。
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2024年06月03日 00:01

むくみの原因は? 長久手クリニック 内科

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こんにちは。
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。

みなさま「浮腫む」ことはありませんか?
浮腫には様々原因があります。

片方の足であればうっ滞しているため、リンパ浮腫、蜂窩織炎、血栓などがあります。
両足であれば心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、低栄養などがあります。
他にも病気ではありませんが長時間の立ち仕事や女性であれば生理前、お薬の影響などもあります。

どこのむくみか、いつから始まったか、皮膚に痛みがあるか、むくんでいる所を押すとへこむかなど気になる方はチェックしてみてください。
むくみが気になる方はお気軽にご相談くださいね。

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長久手クリニック
内科 浅井奈央
2024年05月01日 00:00

健診での尿異常(尿たんぱく・尿潜血) 長久手クリニック 腎臓内科 内科

尿たんぱくや尿潜血などの尿異常は腎臓が悲鳴をあげているサインです。耳を傾けてはいかがでしょうか?

企業健診や特定健康診査での尿検査の異常についての対応について当院は精密検査と治療が可能です。

尿たんぱくは再検査や、過去に陽性が継続している場合は、1日の推定尿蛋白量を推測するための尿の精密な分析と血液検査を行います。
尿たんぱくの量が多いと腎機能の悪化速度が早いことが知られております。

尿たんぱくに尿潜血が伴う場合は、慢性糸球体腎炎(IgA腎症など)の可能性がありますので、慎重に経過をみる必要があります。

尿潜血がメインの場合は、膀胱がんや尿管がんなどを考え尿にがん細胞が出ていないかの尿検査やCTを撮影します。

慢性腎臓病(CKD)は早く知ることが一番大切なことです。

慢性腎臓病(CKD)は治らない、薬がないと思っていると思っている方も多いかと思います。
また2021年に初めてフォシーガという薬、2024年にジャディアンスという薬が慢性腎臓病に対して保険適応となりました。

基本は、慢性腎臓病(CKD)の原因になる 高血圧・糖尿病・痛風・高脂血症 などの治療 を行うことです。

腎臓は加齢で悪化していってしまいます。加齢は抗えないことですが、高血圧や糖尿病などは治療することが可能です。そして最近は先程のようなお薬も出ました。

当院は、お薬だけではなく、塩分制限など管理栄養士による食事相談や長く腎臓病治療に関わってきた看護師によるサポートを行っております。

減塩をしつつ夏場の脱水・熱中症防止のコツや高血圧への降圧薬の調整や糖尿病の治療など腎臓を主役にした細かな治療が腎臓専門医としての強みです。

尿たんぱくや尿潜血などの尿異常は腎臓が悲鳴をあげているサインです。耳を傾けてはいかがでしょうか?

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長久手クリニック 浅井昭雅
内科 腎臓内科 リウマチ科


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2024年04月27日 00:00

慢性腎臓病(CKD)を知ってほしい! part2 長久手内科 内科 腎臓内科

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こんにちは。
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。
慢性腎臓病(CKD)について是非知ってほしい! part2です。

国民の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)と言われています。
意外と身近な病気です!
でも症状は出にくいため健康診断や調べてみること大切です。
また症状が出にくいため病院にかかりにくいかもしれません。

この記事を読んでくださっている方は興味を持っていただけている事と思います。
慢性腎臓病(CKD)は早く知ることが一番大切なことです。

慢性腎臓病(CKD)は治らない、薬がないと思っていると思っている方も多いかと思います。
また2021年に初めてフォシーガという薬、2024年にジャディアンスという薬が慢性腎臓病に対して保険適応となりました。

基本は、慢性腎臓病(CKD)の原因になる 高血圧 や 糖尿病 の治療 を行うことです。
当院は、塩分制限など管理栄養士による食事相談や長く腎臓病治療に関わってきた看護師によるサポートを行っております。

減塩をしつつ夏場の脱水・熱中症防止のコツや高血圧への降圧薬の調整や糖尿病の治療など腎臓を主役にした細かな治療が腎臓専門医としての強みです。
管理栄養士とも一緒にサポートしていきます!

是非一度ご相談くださいね!!

電話や直接来院でも当日診察可能です。
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2024年04月26日 00:04

医療法人雅会 長久手クリニック

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