尿、おしっこのお悩み 長久手クリニック
長久手クリニック 医師の浅井奈央です。
さて、水分をたくさん取るとおしっこに行きたくなるのは自然なことですが、頻尿でお困りの方はいらっしゃらないでしょうか。
通常、私たちが「おしっこをしたい」と感じるのは、膀胱に尿が約200mlたまったときです。
このときにはまだ膀胱にはスペースがあり尿が400-500mlたまってくると強い尿意を感じるようになります。
膀胱は尿をためておくタンクです。尿道は尿を体外に排出するホースです。
このタンクとホースが上手に働くことでおしっこをためたり出したりすることができます。
逆に言えばここに不具合があるとおしっこのトラブルになるということです。
「頻尿」とは1日に8回以上おしっこにいく状態です。とくに日中に8回以上トイレに行ったら頻尿です。
夜、眠ってからは基本的にはトイレには行かないと思いますが夜2-3以上回起きてトイレに行くようであれば「夜間頻尿」といえます。
夜間頻尿の原因は大きく分けて3つあります。
・おしっこがうまく貯められない(過活動膀胱、前立腺肥大症、間質性膀胱炎など)
・夜だけ過剰におしっこがつくらる。(おしっこをつくらないようにするホルモン(バソプレシン)が減っている、など)
・眠りが浅く軽い尿意で目がさめてしまう。
などの原因があげられます。
また、女性の中にはくしゃみや重い荷物をもった瞬間に尿もれする「腹圧性尿失禁」や、
我慢しがたい急に起こる強い尿切迫感と頻尿な状態「過活動膀胱」にお困りの方がいらっしゃるのではないかと思います。
「腹圧性尿失禁」ですが女性の尿道は短く、尿道の後ろに膣があって出産すると骨盤底筋群が緩み、その影響で尿道も緩むために起こります。
「過活動膀胱」のポイントは突然起こる尿意であったり、何かをしている最中にやっていることを中断してでもトイレにいかないと収まらないとう切迫感があるかどうかです。
尿の出が悪い、トイレが近いといった症状でお困りの男性の中には「前立腺肥大症」が原因の場合があります。
気になる症状がある方には血液・尿検査やエコー、CTなどでまずは原因となる病気がないかチェックさせていただきます。
当院は男性・女性医師が在籍しているため相談しにくい尿の悩みも男性医師希望、女性医師希望など仰ってただければご希望に沿って診察させていただきます。
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2024年09月02日 00:00