尿酸は高くないですか?痛風への治療方針|長久手クリニック

長久手クリニックの痛風・高尿酸血症への治療について
こんにちは。 医師の浅井奈央です。
さて本日は尿酸についてのお話です。 健康診断などで測定される尿酸ですが気にされたことはありますでしょうか。 尿酸といえばビール、痛風というイメージでしょうか。 尿酸が少し高いけれど症状はないし、ちょっと気になるけれど今は忙しくて・・・なんて思っていませんか。 尿酸は痛風だけでなく動脈硬化性疾患(脳梗塞、心筋梗塞など)や腎障害の発症に関係があるんです。
痛風は一般的に足の第一指付け根が赤く腫れて痛くなります。風が吹くだけでも痛いと言われています。 痛風になってしまった場合はすぐに尿酸値を下げると症状が悪化することがあり注意が必要です。 まずは痛みを取る治療をしてから尿酸値をコントロールすることが大切です。 痛風は脱水でもなりやすいですから水分摂取も大切です。
痛風の診断に超音波検査も実施していますのでどの程度炎症が広がっているか目でみることもできます。
尿酸値が気になる、痛風が心配、痛風になってしまったなど何でもご相談ください。
長久手クリニックの痛風治療方針
1. 診断方法
・関節エコー(超音波)で結晶を見える化します。・採血検査(尿酸、腎機能、糖尿病、脂質など)を実施。
2. 痛風発作の治療
痛風発作時の治療は、患者さんの腎機能に応じて慎重に行います。
- 通常の治療
- ナイキサン 100mg 6錠(朝夕) + 胃薬を併用。
- 腎機能が悪い場合は ステロイド(プレドニン)を使用。
- コルヒチン 0.5mg の併用(半年程度)
- 下痢・血球減少などの副作用に注意。
3. 尿酸降下薬の開始
・コルヒチンが問題なく服用できるようになってから開始。・目標尿酸値は 6.0 mg/dL未満。6.0未満を達成していくと関節エコー(超音波)で見える結晶が溶けて消えていきます!
・フェブキソスタット等の尿酸降下薬を使用。
・尿酸降下薬開始時は再発リスクが高いため慎重に対応。
4. 腎機能に応じた治療調整
eGFR値 | 治療方針 |
---|---|
30~60 | コルヒチン 0.5mg 初日内服 プレドニン 15mg 3日間内服(胃薬併用)コルヒチンは3日に1回 0.5mg内服 |
30未満 | プレドニン 15mg 5日間内服(胃薬併用) |
※ これらは基本方針であり、患者さんの背景を考慮して調整いたします。
長久手クリニックのアクセス情報
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- 駐車場完備。名古屋・日進・尾張旭・瀬戸・豊田・東郷からアクセス良好。
公共交通機関をご利用の方
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長久手クリニックの特徴
🐰 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医 かつ 日本腎臓学会認定腎臓専門医で内科的観点からも痛風を治療 🐰イオン長久手店近くでアクセス便利
長久手クリニック
内科・腎臓内科・リウマチ科:浅井 昭雅・奈央(日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医)
痛風の治療について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。