抗核抗体と膠原病|長久手クリニック
膠原病と抗核抗体について
抗核抗体とは?
抗核抗体は、自己免疫疾患を診断する上で重要な自己抗体の一種です。通常、免疫系は外部から侵入する病原体を攻撃します。
しかし、自己免疫疾患では、自分自身の細胞核を攻撃する抗体が作られることがあります。この結果、体内で炎症が発生し、全身の症状が現れることがあります。
自分自身の免疫が全身の臓器を攻撃し、全身の症状が現れる自己免疫疾患の総称を膠原病と呼んでいます。
「抗核抗体」とは総称であり、核内のどの成分に抗体がくっつくかによって、さまざまな種類に分けられます。
例えば、DNAに結合するものは「抗DNA抗体」と呼ばれます。
保険で測定可能な抗核抗体の種類
抗核抗体には多くの種類がありますが、以下の抗体が保険診療で測定可能です:
- 抗dsDNA抗体:全身性エリテマトーデス(SLE)に特異的で、病気の活動性を測定する指標としても使用されます。
- 抗Sm抗体:SLEの診断に重要で、他の疾患ではあまり見られません。
- 抗U1-RNP抗体:混合性結合組織病(MCTD)やSLE、全身性強皮症に関連します。
- 抗SS-A/Ro抗体・抗SS-B/La抗体:シェーグレン症候群やSLEで見られ、特に乾燥症状と関連します。
抗核抗体検査と注意点
抗核抗体の検査は、膠原病の診断において広く用いられる基本的な検査です。患者さんの血清を使って抗体の存在を確認します。陽性の場合は、さらに詳細な検査を行い、どの種類の抗核抗体があるのかを特定します。
ただし、抗核抗体が陽性でも必ずしも病気であるとは限りません。健康な人でも陽性になることがあり、特に肺や腎臓など臓器の障害が認められない場合は心配はありません。
肺や腎臓に障害がないかを長久手クリニックでは採血、採尿、CTなどを用いて総合的に行っています。
もし治療が必要な膠原病と診断した際には、迅速に愛知医科大学病院 腎臓・リウマチ膠原病内科などの高度医療機関へご紹介をさせていただきます。
長久手クリニックでは、膠原病や抗核抗体に関する検査・診断を行い、臓器の障害が起こる前に、治療につなげたいと考えています。
抗核抗体が陽性と言われた方や膠原病が心配な方は、お気軽に受診くださいね。
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