「寒いと指先が真っ白になる」
もし心当たりがあるなら、それは単なる「冷え性」ではなく、「レイノー現象」という重要なサインかもしれません。
「レイノー現象」ってどんな症状?
最初にしめした写真のように、寒さやストレスなどがきっかけで、血管が過剰に縮こまってしまい、指の色が「白」や「紫」に変わる症状をレイノー現象と呼びます。
ただの冷え性との違い
・色がはっきりと変わる(境界が見えるほど)・温めると色が戻る
・しびれや痛みを伴うことがある
このレイノー現象は、実は人口の約 5 %に見られる比較的一般的な症状と言われています(参考文献のPMID:33199324)。
しかしこのレイノー現象が 膠原病(特に全身性強皮症、シェーグレン病、全身性エリテマトーデスや混合性結合組織病など)の「症状が出る前のサイン」として現れることが多いのです。
色だけじゃない!「指の形」と「爪」もチェック
レイノー現象以外にも、膠原病が疑われる指のサインがあります。
ご自身の指をチェックしてみてください。
指輪が入らなくなった(ソーセージ様指)や爪の甘皮に黒い点がある(爪上皮出血点)
「最近太ったわけではないのに、指輪が入らなくなった」
「指全体がソーセージのようにパンパンにむくんでいる」
これも、血管や皮膚に炎症が起きているサインの一つです。
また、爪の生え際(甘皮)をよーく見てみてください。
ぶつけた記憶がないのに、黒いポツポツとした点(出血)がありませんか?
これは「爪上皮出血点(そうじょうひしゅっけつてん)」と呼ばれ、指先の毛細血管に異常が起きている証拠です。
実際に「レイノー現象」で来院され、全身性強皮症という病気と診断した方の写真を提示させていただきます。
指先のサインは、膠原病(こうげんびょう)の早期発見につながるかもしれません
指先にサインが出ているということは、体の内側(心臓や肺、腎臓など)の血管でも同じような変化が起き始めている可能性があります。
実際、長久手クリニックを受診された患者さんでも、指のサインから検査を行い、肺や心臓にダメージが及ぶ前の「早期の段階」で診断につながったケースがあります。
長久手クリニックではCTを完備しており膠原病で合併することが多い「間質性肺炎」や「リンパ節の腫れ」の評価が可能です。また、治療前にCTで「肺」や「肝臓」や「腎臓」の評価が可能で、あらかじめどのようなリスクが高いかの評価が可能です。
ただ、このレイノー現象は人口の約 5 %に見られる比較的一般的な症状とも報告があり、必ず膠原病が合併するとは限らないことも改めてお伝えしますね。過度な心配はしすぎないようにお願いします。
長久手市、日進市、みよし市、尾張旭市、瀬戸市などで冬場の手の色や指の腫れが気になる方は、一度検査(血液検査にて抗核抗体などを調べます)をうけてみてはいかがでしょうか。
浅井 昭雅 (医師 医学博士 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医)
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長久手クリニック内科・リウマチ科・腎臓内科
浅井 昭雅(あさい あきまさ) 浅井 奈央(あさい なお)
・日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医
・日本腎臓学会認定腎臓専門医
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当院は長久手市を中心に、名古屋市名東区、日進市、瀬戸市、尾張旭市、豊田市など、広い地域からご来院いただいております。 長久手イオンそばのグリーンロード沿いでアクセスしやすく、駐車場も完備しております。 「関節リウマチ・膠原病」や「腎臓・尿の異常(蛋白尿・血尿)」は専門性が高い分野です。 地域でも数少ないCT装置を完備しており、必要であれば詳細な診断が可能です。 「気軽に専門医の診断や治療を受けたい」「診断から治療まで、責任を持って同じ医師に診てほしい」という方は、ぜひ身近な街のクリニックとしてご相談ください。 日々、多くの近隣地域の皆様に支えられ、診療ができることに心より感謝申し上げます。





