リンパ節の腫れを繰り返す方へ~甲状腺やシェーグレン症候群との関係も~|長久手クリニック
「首の横が腫れていてちょっと痛い」「何度もリンパ節が腫れて心配…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
風邪のときにリンパ節が腫れるのはよくあることですが、くり返すリンパ節の腫れには、甲状腺や免疫の病気が関係していることもあります。
今回は、甲状腺機能低下症(橋本病)やシェーグレン症候群とのつながりについて、やさしくご紹介します。
リンパ節ってなにをしているの?
リンパ節は、首やわきの下、足のつけ根などにある、体を守るフィルターのような働きをしている小さな器官です。
風邪や感染症のときにウイルスなどと戦うために一時的に腫れることがあります。
でも、風邪が治っても腫れが引かないときや、何度も同じところが腫れるときには、自己免疫の病気など他の原因が関係している可能性もあります。
甲状腺機能低下症(橋本病)とリンパ節の腫れ
甲状腺機能低下症(橋本病)は、体の免疫が甲状腺を攻撃してしまう自己免疫の病気です。
甲状腺ホルモンの分泌が減ってしまい、疲れやすさ、むくみ、体重増加などの症状があらわれるようになります。
さらに、甲状腺機能低下症(橋本病)の方で、くり返すリンパ節炎をともなう場合、他の自己免疫疾患が隠れている可能性もあります。
シェーグレン症候群とリンパ節の腫れ
シェーグレン症候群は、涙や唾液をつくる腺が免疫によって攻撃される病気です。
ドライアイやドライマウスといった乾燥症状に加え、耳の下やあごの下、首のリンパ節が腫れることがあります。
- 目が乾く・しょぼしょぼする
- 口が渇く・しゃべりづらい
- 顔や首の腺やリンパ節が腫れる
- 微熱やだるさを感じる
長久手クリニックでできる検査と対応
長久手クリニックでは、以下のような検査を組み合わせて、症状の原因を詳しく調べます。
- 血液検査(甲状腺ホルモン・自己抗体など)
- 涙や唾液の分泌のチェック
- CT検査によるリンパ節の評価
リンパ節の腫れの場所や広がりをCTで確認できるため、見た目では分かりづらい症状にも対応可能です。
おわりに
「首のリンパ節がくり返し腫れる」「検査をしても原因がはっきりしない」
そんなときは、甲状腺機能低下症(橋本病)や自己免疫疾患が関係している可能性があります。
長久手クリニックでは、甲状腺機能低下症(橋本病)やシェーグレン症候群など膠原病の診療も行っております。
少しでも気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
アクセスについて
長久手クリニックは、名鉄「長久手古戦場」駅から徒歩2分の場所にあります。
日進市・名東区・尾張旭市・東郷町など、近隣地域からも多くの患者さんにご来院いただいています。
お車でのアクセスも便利で、駐車場も完備しています。