痛風発作に対する治療方針 腎臓に注意しながら治療します 長久手クリニック
長久手クリニックの痛風発作についての基本的な治療の方針です。
痛風発作を起こしている患者さんは腎臓が悪い方も多くいらっしゃります。
リウマチ専門医であり、腎臓専門医でもございますので、腎臓に配慮した治療を心がけております。
尿酸値が高い方は当院のブログ記事のこちらもご参照くだされば幸いです。
① 関節エコーにて診断
検査:採血(尿酸・腎機能・糖尿病・脂質など)
治療:ナイキサン 100mg 6錠(朝夕) 胃薬併用
※採血の結果で腎機能が悪い方はステロイドで治療
② コルヒチン 0.5 mg 併用(半年ほど)
下痢・血球減少等の副作用あり
③コルヒチンが飲めた頃から尿酸降下薬(フェブキソスタット等)を開始
尿酸の値は 6.0 未満を目標
※尿酸降下薬を始めるときに再発リスクが高い(再発時は継続していいです)
(機序詳細不明;結晶が剥がれてマクロファージが活性化するから!?)
腎機能 eGFR | 腎機能が悪い方の投与方法 |
30~60 |
初日コルヒチン 0.5 mg内服 プレドニン 30 mg 5日間内服(胃薬併用) コルヒチンは3日に1回 0.5 mg 内服 |
30未満 |
プレドニン 30 mg 5日間内服(胃薬併用) |
※※※これらは基本方針であり患者さん毎の背景を考えながら、変更していきます。※※※
長久手クリニック
浅井昭雅
リウマチ専門医・指導医