歯周病と糖尿病予備軍の関係|健診で「血糖値が高め」と言われた方へ|長久手クリニック 歯科

「健診で血糖値が高めと言われた」「歯ぐきが腫れて出血しやすい」
そんな方は、“お口”と“血糖値”のつながりに注目することが大切です。
長久手クリニックは歯科と医科が一体となったクリニックですので包括的な診療が可能です。
★ 歯周病と糖尿病には双方向性の関係があります
- 血糖値が少し高いだけでも、歯周病が進行しやすくなることがわかっています
- 逆に、歯周病の炎症があると血糖が上がりやすくなるという研究もあります
つまり、「お口の炎症」=「全身の炎症」につながり、血糖コントロールが乱れる原因になるのです。
1. 境界型糖尿病とは?(糖尿病予備軍)
健康診断などで「血糖値が高め」と言われた方の中には、糖尿病とまではいかないものの、正常とも言えない状態の方がいます。
この状態を「境界型糖尿病」や「糖尿病予備軍」と呼びます。
- 空腹時血糖値:110〜125 mg/dL
- HbA1c:5.6〜6.4%
インスリンを出す力が弱まりつつあるサインです。この状態を放っておくと、将来的に糖尿病へ進行するリスクが高くなります。
2. なぜ放置するといけないの?
- 5〜10年以内に約3〜5割の方が糖尿病を発症するといわれています。
- 糖尿病になる前の段階でも、心筋梗塞・脳卒中・がんなどのリスクが高まることが報告されています。
3. 歯科と内科で一緒に予防しましょう
「歯科での治療」と「内科での生活習慣の見直し、定期的な検査」の両方がとても大切です。
✔ 歯科でできること
- 歯周病の検査とクリーニング
- 歯石除去や歯周ポケットのチェック
- 正しい歯みがき指導
- 歯ぐきの炎症を改善して、血糖値の悪化を防ぐ
✔ 食事の見直し
- 食べすぎ・間食を控える
- 夜遅い食事を避ける
- 炭水化物(ごはん・パン・麺類)は控えめに
- 野菜をしっかりとる
→ 当院では管理栄養士による具体的な栄養指導が受けられます。
✔ 運動を取り入れる
- ウォーキングなど、1日30分程度の軽い運動が効果的
✔ 必要に応じたお薬
- αグルコシダーゼ阻害薬(例:ボグリボース)で食後高血糖を改善し、糖尿病の発症を有意に抑制することが報告されています
- 副作用としてお腹の張りなどの消化器症状が出ることがあります
4. 境界型の段階で歯周病を治療するメリット
- 薬に頼らず、歯科治療と生活改善で血糖値が正常に戻る可能性がある
- 将来の糖尿病・心筋梗塞・脳卒中のリスクを下げられる
- 血糖値・HbA1cだけでなく、コレステロールや血圧の改善にもつながる
- 血糖やHbA1cを定期的(3か月に1回程度)にチェックすることで、悪化する前に対応できる
- 当院では血糖値・HbA1cを院内で約10分で測定可能です
5. 長久手クリニックの取り組み
当院では、歯科と内科で医療連携し「お口」と「血糖」の両面から健康をサポートしています。
歯周病がある方は、実は血糖値も高くなっている可能性があります。
「まだ糖尿病じゃないから」と放っておかず、まずは一度、内科での検査をおすすめします。
管理栄養士による食事指導、生活改善のアドバイスも行っており、将来の病気を一緒に予防していくお手伝いをしています。
長久手クリニック
リニモ「長久手古戦場駅」より徒歩2分。
長久手イオンそば。
駐車場完備でお車でも安心です。
🔽 Web予約はこちらからどうぞ