CTで見つかる「読影結果」とは? 〜なぜ放射線科医が読影し、肺のCTで肝臓のこともわかるのか〜|長久手クリニック

CT読影所見ごとの説明|長久手クリニック
長久手クリニックでは、医療安全のためにすべてのCT画像を外部の放射線科医(画像診断のプロとも言える存在)に読影依頼しています(追加費用はかかりません)。
「がん検診で肺のレントゲンの異常でCTをとったのに肝臓の説明をされた」「尿路結石が心配で撮影したのに肝臓の説明をされた」と疑問に思われる方などもいるかもしれません。
CTでは、主な症状とは関係のない臓器に偶然見つかる所見(偶発的所見)が含まれることがあります。多くは心配のいらないものですが、経過観察が必要な場合もあります。
先程の例では肺や尿路のCTをとるさいに肝臓の一部もCTで撮影されます。この際に「脂肪肝」や「肝のう胞」などみつかることがあります。
困っている「肺」や「尿路」の臓器以外の所見は見落としがちですが、外部の放射線科医に依頼することで見落としを極力避けられるようにしています。
このページでは、よく見られる所見とその意味についてカテゴリーごとにまとめました。各項目名をタップすると詳細が開きます。
ご病気の早期発見と早期診断が願いです。
甲状腺の低吸収結節:甲状腺に液体がたまっているような黒っぽく見える結節です。多くは良性嚢胞です。
甲状腺結節:甲状腺にできるしこりのことで、多くは良性です。大きさや形状により精査が必要なこともあります。
副腎腫瘤:副腎にできる影で、多くは良性のホルモン非分泌腺腫です。
主膵管拡張:膵臓の管が太くなっている状態で、膵炎や腫瘍のサインのこともあります。
膵の脂肪変性:膵臓の一部に脂肪が沈着している状態で、糖尿病や肥満と関連します。
脂肪肝:肝臓に脂肪がたまる状態で、生活習慣病と関連します。
肝のう胞:肝臓に液体の袋ができた状態で、加齢とともに見られることが多く、通常は良性です。
肝血管腫の疑い:肝臓にできる良性の血管性の腫瘤と考えられ、多くは無症状です。
胆嚢ポリープ:胆のう内にできる小さな突起で、多くはコレステロールポリープなどの良性病変です。
胃の壁肥厚:胃の壁が通常よりも厚くなっている所見で、胃炎や腫瘍が原因となることがあります。
腸の壁肥厚性腫瘤:腸の壁にできたしこりで、腫瘍性・炎症性の鑑別が必要です。
結腸憩室:大腸の壁の一部が外側に膨らんだ袋のような構造です。多くは加齢に伴う変化です。
腎のう胞:腎臓に液体がたまった袋ができる状態です。多くは良性です。
辺縁高吸収域を伴う単房性嚢胞:腎のう胞の周囲に濃い部分が見られる場合で、出血や蛋白成分を含むことがあります。
高吸収結節:腎嚢胞内に出血があるとCTで白く見えることがあり、慎重な評価が必要です。
尿管壁肥厚:尿管の壁が厚く見える所見で、結石や感染、腫瘍の可能性があります。
膀胱壁肥厚:膀胱の壁が分厚く見える状態で、慢性炎症や閉塞が原因になることがあります。
前立腺腫大:前立腺が大きくなる良性の変化で、加齢によるものです。
卵巣嚢腫:卵巣に液体の袋ができた状態で、多くは良性の変化です。
子宮筋腫:子宮にできる良性の腫瘤で、過多月経や貧血の原因になることがあります。
肺気腫:肺胞の壁が壊れて空気がうまく吐き出せなくなる病気です。
肺結節:肺に小さなしこりが見つかることがあります。
肺スリガラス影:肺にうっすらとした白い影が見られる所見で、がんなどの場合もあります。
胸膜肥厚:肺を包む膜が厚くなっている状態です。
肺のブラ:肺の表面近くにできる空気の袋で、破裂すると気胸の原因になります。
変形性脊椎症:加齢による脊椎の変形で、骨棘や椎間板の狭小化が見られます。
椎体後方すべり症:背骨の一部が後ろにずれる変化で、腰痛や神経症状の原因になります。
後縦靱帯骨化:脊椎の靱帯が骨のように硬くなることで、神経を圧迫することがあります。
※他院への紹介状を作成する場合には、画像データに関する費用はいただいておりません。
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