CTで見つかる「読影結果」とは? 〜なぜ放射線科医が読影し、肺のCTで肝臓のこともわかるのか〜|長久手クリニック
「CTを撮ったのに、別の臓器の説明もされた」その理由について
「肺のレントゲン異常でCTを撮ったのに、肝臓の説明をされた」「尿路結石が心配でCTを撮ったのに、胆のうや腎のう胞の話もされた」。
このように感じる方は少なくありません。CTでは、目的の臓器だけでなく、撮影範囲に含まれる周囲の臓器も一緒に写ります。そのため、主な症状とは直接関係のない所見が偶然見つかることがあります。
長久手クリニックでは、医療安全のためにCT画像を外部の放射線科医へ読影依頼しています。患者さんの追加費用はかかりません。
「CTを撮ったら、その場ですぐに全部わかる」と思われる方もいらっしゃいます。
もちろん、明らかな異常があるかどうかを医師がその場で確認することはあります。ただし、CT画像には非常に多くの情報が含まれています。
読影とは、CT画像を専門的に確認し、異常の有無や今後の対応が必要な所見をレポートとしてまとめることです。
長久手クリニックでは、当院医師の確認に加えて、外部の放射線科医による読影を行っています。
放射線科医は、CTやMRIなどの画像診断を専門に行う医師です。
CT画像は、1回の検査でも多数の断面画像が作られます。体の中を細かく輪切りにして見るような検査のため、確認すべき画像の枚数が多くなります。
その中には、検査の目的となった臓器だけでなく、周辺の臓器や血管、骨の変化が写り込むこともあります。
患者さんが困っている「肺」や「尿路」以外の臓器は、診察の目的から外れているため、見落としやすくなることがあります。当院では外部の放射線科医による読影を組み合わせることで、撮影範囲に含まれる所見をできるだけ丁寧に確認しています。
長久手クリニックでは、CT撮影後に外部放射線科医へ読影を依頼し、そのレポートを確認してから結果をご説明しています。
そのため、結果説明は原則として3開院日後以降の診察時に行います。
「早く結果を知りたい」というお気持ちは自然です。一方で、画像診断では、急いで大まかに説明するよりも、専門医の読影を経て丁寧に確認することが大切な場合があります。
とくに、肺結節、すりガラス影、腎のう胞、肝のう胞、脂肪肝、胆石、大動脈瘤、冠動脈石灰化などは、すぐに治療が必要なものから、経過観察でよいものまで幅があります。
結果を正確に整理したうえで、「心配しすぎなくてよい所見なのか」「追加検査が必要なのか」「専門医療機関へ紹介した方がよいのか」をお伝えするため、当院では後日説明の形をとっています。
CT検査では、もともとの目的とは別の所見が見つかることがあります。これを偶発的所見と呼ぶことがあります。
たとえば、肺の影を調べるために胸部CTを撮影したときに、肺気腫、間質性肺炎、胸部大動脈の変化、冠動脈石灰化、肝臓の一部の変化などが確認される場合があります。
また、尿路結石を疑って腹部CTを撮影したときに、脂肪肝、肝のう胞、腎のう胞、胆石、腹部大動脈瘤などが見つかることもあります。
このような所見は、すべてが危険なものというわけではありません。多くは心配しすぎなくてよい変化ですが、経過観察や追加検査が必要な場合もあります。
読影結果は、単に異常を並べるためのものではなく、その所見をどう受け止め、次にどうすればよいかを整理するために役立ちます。
ここでは、CT読影結果で比較的よく見られる言葉を、患者さん向けに簡単に整理します。
同じ言葉でも、大きさ、形、場所、以前からの変化、症状の有無によって判断が変わります。結果説明では、個別の状況に合わせて確認します。
同じ「結節」「のう胞」「石灰化」という言葉でも、心配の程度は人によって異なります。
大きさ、形、場所、以前の画像からの変化、症状、血液検査や尿検査の結果を合わせて判断します。結果用紙の言葉だけを見て不安になりすぎず、診察時に確認してください。
CTの読影結果には、専門的な言葉が多く並ぶことがあります。
「結節」「のう胞」「石灰化」「低吸収域」「経過観察」などの言葉を見ると、不安になる方もいらっしゃいます。
しかし、これらの言葉が書かれているからといって、すぐに重い病気という意味ではありません。
大切なのは、その所見がどの程度のものか、以前と比べて変化しているのか、追加検査が必要なのか、生活習慣の見直しでよいのかを整理することです。
長久手クリニックでは、読影結果をそのままお渡しするだけでなく、患者さんにとって必要な意味をできるだけわかりやすく説明するようにしています。
当院では、症状や健診結果を確認したうえで、必要と判断される場合にCT検査を行います。
健康診断で胸部レントゲン異常を指摘された方、腹部エコーで肝臓や腎臓の異常を指摘された方、尿路結石が疑われる方など、目的に応じて撮影範囲を検討します。
撮影そのものは短時間で終わることが多いですが、画像の確認には丁寧な工程が必要です。
胸部CTでは食事制限は基本的にありません。腹部CTでは、検査の内容によって食事を控えていただく場合があります。
画像データをご希望の場合は、自費にて3,300円でCD-ROMに保存し、翌開院日以降にお渡しいたします。
他院への紹介状を作成する場合には、画像データに関する費用はいただいておりません。
長久手クリニックは、リニモ長久手古戦場駅近く、イオンモール長久手そばにある内科・腎臓内科・リウマチ科のクリニックです。
長久手市、日進市、名古屋市名東区、名古屋市守山区、藤が丘、本郷、上社、瀬戸市、尾張旭市、東郷町、豊田市八草、八草駅、リニモ沿線からもご相談いただいています。
健診異常、胸部レントゲン異常、腹部エコー異常、尿路結石、腎臓や血管の確認などでCT検査を受けた方は、結果の意味まで整理することが大切です。
CTの読影結果に専門用語が多くて不安な場合も、必要な検査や経過観察の目安を一緒に確認していきます。
健診結果、画像検査の結果用紙、紹介状などがある方は、受診時にご持参ください。CT検査の必要性や結果の意味を確認します。
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