花粉症・アレルギー性鼻炎 長久手クリニック

長久手クリニック 医師の浅井奈央です。
まだ寒い毎日が続いておりますが、そろそろ花粉が気になる時期も近づいてまいりました。
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、鼻のかゆみ、目のかゆみ、涙がでる・・・等どれも辛い症状ですよね。
アレルギー性鼻炎には抗原暴露が増える春(樹木)、秋(草)に症状を起こす季節性アレルギー性鼻炎と
ハウスダストやダニ、カビ、ゴキブリなど通年性アレルギー性鼻炎があります。
アレルギー性鼻炎の有病率は49%と2人に1人は罹患していることになります。
一番は原因となる抗原を除去することです。
また原因となっている抗原を調べる方法として血液検査(View 39)があります。
この検査はどのアレルギー物質が体に反応しているかを血液中の「IgE抗体」の量で調べる検査です。
検査項目が39個にわたり下記のような項目となっています。
■吸入系 その他のアレルゲン
室内塵: ヤケヒョウダニ、ハウスダスト
動物: ネコ皮屑、イヌ皮屑
昆虫: ガ、ゴキブリ
樹木: スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
草本類: カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ
カビその他: アルテルナリア(ススカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス
■食物のアレルゲン
卵: 卵白、オボムコイド
牛乳: ミルク
小麦: 小麦
豆・穀物類: ピーナッツ、大豆、ソバ、ゴマ、米
甲殻類: エビ、カニ
果物: キウイ、リンゴ、バナナ
魚・肉類: マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉
検査費用は3割負担の方で4380円ほどです。
自分がどの物質に対して反応しているか調べ、極力避けることがまず優先される治療になります。
◎治療
・抗ヒスタミン薬(飲み薬)
花粉が飛び始める時期に症状が出る前から、または少しでも症状を感じたらすぐに内服を始めたほうが効果があります。
また作用発現までの時間が短いものを起床後すぐに服用することで外出時には十分な効果が得られます。
眠くなりにくい薬もご提案させていただきます。
・ロイコトリエン受容体拮抗薬(飲み薬)
鼻詰まりに。
・点鼻ステロイド薬
点鼻薬は慣れないという方もいらっしゃるかと思いますが非常に有効で安全性も高いです。
鼻詰まりにも効果が高いです。
眼症状にも効果があります。
使用時のポイントとしては
①鼻をよくかんでから使う
②鼻詰まりのない初期から使用するか、風呂上がりなど鼻の通っているときに使用する
③点鼻後数秒間は上を向いてゆっくりと鼻呼吸をする
④毎日使用する
です。
・点眼薬
目のかゆみ、涙、充血に
症状に合わせて検査やお薬のご相談をさせていただきます。
またリフィル処方も行っております。
ご予約はこちらから
2025年01月14日 15:50