長久手市の内科・腎臓内科・リウマチ科・膠原病外来・歯科|長久手クリニック

長久手クリニックは、日進市との境に近いイオンモール長久手そばの内科・腎臓内科・リウマチ科・歯科のクリニックです。関節リウマチ・膠原病、腎臓病、痛風、健診異常のご相談、院内CTによる精密検査も行っています。名古屋市名東区・尾張旭市・瀬戸市からも通院しやすい立地です。内科は予約優先制、歯科は完全予約制です。旧:長久手ファミリー歯科。

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庭仕事の翌朝、肩が痛くて起き上がれない?リウマチ性多発筋痛症(PMR)|長久手クリニック

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「庭仕事の翌朝から動けないほど痛い。1週間、2週間たっても治らない。」それは単なる筋肉痛ではないことがあります

「昨日、庭いじりを少し頑張っただけなのに、翌朝から肩と腰が痛くて起き上がれない」「風呂掃除をしたあとから、全身の筋肉痛のような痛みが続いている」「畑仕事の翌日から、太ももや腰がこわばって歩き出しにくい」。

外来では、このように「作業のあとに痛くなったので、最初は筋肉痛だと思っていた。しかしいくら時間がかかっても治らない、リハビリも効果がない、レントゲンでは問題ない。」という形で相談される方が少なくありません。

ただし、2週間以上たっても痛みが軽くならない、朝のこわばりが強い、両肩や太ももまで痛い、寝返りや起き上がりがつらい、CRPなど炎症の数値が高い場合には、リウマチ性多発筋痛症という病気を考えることがあります。

リウマチ性多発筋痛症は、とくに65歳以上の方に多い炎症性の病気です。長久手市、日進市、名古屋市名東区、藤が丘、本郷、上社、瀬戸市、尾張旭市周辺で、痛みが徐々に悪化し「今までできてきた楽しいことができなくなった方」、とくに炎症反応の「CRP」が高い方は、一度原因を確認しておくと安心です。

長久手クリニック 内科・腎臓内科・リウマチ科 医師紹介
この記事を書いた医師
長久手クリニック 内科・腎臓内科・リウマチ科
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医、日本腎臓学会認定腎臓専門医が、患者さんにわかりやすく解説します。
リウマチ性多発筋痛症とは

リウマチ性多発筋痛症は、肩、首、腰、太ももなど体の中心に近い部分に、強い痛みやこわばりを起こす炎症性疾患です。

患者さんの話を聞くと、「庭仕事のあと」「風呂掃除のあと」「農作業のあと」など、はっきりしたきっかけがあるように感じられることがあります。そのため、最初は筋肉痛と思われやすい病気です。

実際には、作業そのものが原因というより、体の中で始まっていた炎症が、作業後の痛みとして目立ってくることがあります。「筋痛症」という名前ですが、筋肉そのものが壊れる病気というより、肩や股関節の周囲、滑液包、腱の周囲などに炎症が起こり、痛みや動かしにくさが出る病気と考えられています。

リウマチ性多発筋痛症の特徴

とくに65歳以上の方に多いです
女性にやや多い傾向があります
肩や腰、太ももなど体幹に近い部分の痛みが目立ちます
急に発症し、「いつ頃から痛くなった」と言えることが多いです
朝のこわばりが強く、45分以上続くことがあります
CRPなど炎症反応が高くなることがあります

関節リウマチのように関節が破壊されていく病気ではありませんが、初期には高齢発症の関節リウマチと見分けが難しいことがあります。そのため、症状、血液検査、画像検査、治療への反応を総合して判断します。

リウマチ性多発筋痛症でよくみられる症状ときっかけ

リウマチ性多発筋痛症では、「何かをした翌朝から急に痛い」という形で始まったように感じることがあります。とくに、庭いじり、草取り、風呂掃除、床掃除、農作業、重い物を持つ作業のあとに気づかれることがあります。

作業後の筋肉痛であれば、通常は日ごとに少しずつ軽くなります。一方でリウマチ性多発筋痛症では、朝のこわばりが強く、肩や腰、太ももなど体の中心に近い部分の痛みが続きます。

外来でよく聞くエピソード
・庭いじりや草取りをした翌朝から、肩と腰が強く痛くなった
・風呂掃除や床掃除のあとから、寝返りや起き上がりがつらい
・農作業や畑仕事の翌日から、太ももや腰がこわばって歩き出しにくい
・重い物を持ったあと、筋肉痛だと思っていた痛みが長引いている
・旅行や外出でよく歩いたあと、翌朝から体が固まったように動きにくい

「作業のせい」と思い込まないことも大切です

リウマチ性多発筋痛症では、庭仕事や掃除などが発症の直接の原因とは限りません。もともと始まっていた炎症が、作業後の痛みとして目立つ形で気づかれることがあります。

「普段の筋肉痛と違う」「数日たっても軽くならない」「朝が特につらい」と感じる場合は、血液検査などで炎症の有無を確認します。

代表的な症状
・両肩が痛く、腕を上げにくい
・首、肩、腰、太ももが急に痛くなった
・庭仕事や掃除の翌朝から、痛みとこわばりが強くなった
・寝返りをうつと痛い
・朝、体がこわばって起き上がりにくい
・朝のこわばりが45分以上続く
・発熱、微熱が続く
・体がだるい、疲れやすい
・食欲が落ちた
・体重が減ってきた

痛みの部位だけでなく、「作業後の筋肉痛として自然な経過か」「急に始まったか」「朝に強いか」「炎症反応が高いか」「他の病気が隠れていないか」を確認することが重要です。

リウマチ性多発筋痛症の診断のポイント

リウマチ性多発筋痛症は、検査で確定できる病気ではありません。
他の病気を否定する「除外診断」も重要になります。
診断では、年齢、症状の出方、血液検査、画像検査、治療への反応を総合的に確認します。

リウマチ性多発筋痛症を疑うポイント
50歳以上、実際には65歳以上で発症している
庭仕事、風呂掃除、農作業などの翌朝から強い痛みとして自覚されることがある
肩や腰、太ももなど左右対称に近い痛みがある
朝のこわばりが強く、45分以上続く
CRPや赤沈など、炎症を示す数値が上昇している
リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体が陰性または低値である
関節リウマチ、偽痛風、感染症、悪性腫瘍など他の病気が否定的である
少量から中等量のステロイド治療で比較的すみやかに改善する

CRPとは?

CRPは、体の中で炎症が起きているときに上がる血液検査の項目です。リウマチ性多発筋痛症ではCRPが上昇することがありますが、感染症やがん、他の膠原病でも上がることがあるため、数値だけでリウマチ性多発筋痛症と決めることはできません。

関節リウマチ・偽痛風・がんとの違い

リウマチ性多発筋痛症に似た症状を起こす病気はいくつかあります。とくに高齢の方では、関節リウマチ、偽痛風、感染症、悪性腫瘍などとの区別が大切です。

病気 リウマチ性多発筋痛症と似ている点 確認するポイント
関節リウマチ 肩や手の痛み、朝のこわばりが出ることがあります 手指や手首の腫れ、RF、抗CCP抗体、関節エコーなどを確認します
偽痛風 急に関節が痛くなり、炎症反応が上がることがあります 膝、手首、肩などの結晶沈着をレントゲン、CT、エコーなどで確認します
感染症 発熱、だるさ、CRP上昇を起こします 肺炎、尿路感染症、胆道感染症などがないか確認します
悪性腫瘍 体重減少、食欲低下、炎症反応上昇がみられることがあります 症状や年齢に応じてCTなどで確認します

ステロイドが効くからリウマチ性多発筋痛症とすぐに決めるのではなく、似た病気が隠れていないかを確認することが重要です。
治療への反応が乏しい場合や再発を繰り返す場合には、診断を見直すことがあります。

巨細胞性動脈炎に注意が必要です

リウマチ性多発筋痛症では、巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)という血管の炎症を合併することがあります。これはこめかみ周辺の血管などに炎症が起こる病気で、視力障害につながることがあるため注意が必要です。

次の症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください
・新しく出てきた強い頭痛
・こめかみの痛み、押すと痛い
・髪をとかすと頭皮が痛い
・噛んでいると顎が疲れる、痛くなる
・視界がかすむ、二重に見える
・一時的に見えにくくなる、視力が急に落ちる

視力の低下や見え方の異常がある場合は、緊急性があります。

長久手クリニックで行うリウマチ性多発筋痛症の検査

長久手クリニックでは、リウマチ性多発筋痛症が疑われる方に対して、症状の経過を詳しく確認したうえで、血液検査や画像検査を組み合わせて評価します。

主な確認項目
・痛みが始まった時期、急に始まったかどうか
・肩、首、腰、太ももなど痛みの部位
・朝のこわばりの時間
・発熱、体重減少、食欲低下の有無
・頭痛、顎の痛み、視力低下など巨細胞性動脈炎を疑う症状の有無
・CRP、赤沈、白血球、貧血、肝腎機能などの血液検査
・RF、抗CCP抗体など関節リウマチとの鑑別に必要な検査
・CT、レントゲン、関節エコーなど、症状に応じた画像検査

リウマチ性多発筋痛症だけでなく、偽痛風、感染症、悪性腫瘍、関節リウマチなども考えながら検査を進めます。必要に応じて、より詳しい検査や専門治療が可能な医療機関へ紹介します。

リウマチ性多発筋痛症の治療とステロイド薬

リウマチ性多発筋痛症の治療では、主にステロイド薬を使用します。プレドニゾロンという飲み薬を使うことが多く、症状や炎症反応、年齢、持病、副作用リスクを見ながら量を調整します。

ステロイド治療の考え方
・治療開始後、数日以内に痛みやこわばりが改善することがあります
・症状とCRPなどの炎症反応を見ながら、少しずつ減量します
・自己判断で急に中止すると再発や体調不良につながることがあります
・1年半から2年程度かけて、慎重に減量・中止を目指すことがあります
・再発することもあるため、定期的な診察と血液検査が大切です

ステロイドの副作用にも注意します

ステロイドはリウマチ性多発筋痛症に有効なことが多い一方で、血糖上昇、血圧上昇、骨粗鬆症、感染症、胃の不調、むくみ、不眠などに注意が必要です。長久手クリニックでは、症状の改善だけでなく、副作用をできるだけ少なくすることも重視して経過を確認します。

治療の反応が悪い場合、再発を繰り返す場合、ステロイドを減らすと強いだるさが出る場合には、関節リウマチ、巨細胞性動脈炎、悪性腫瘍、副腎不全などを再評価します。

まとめ・受診の目安

リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上、とくに65歳以上の方に多く、肩や腰、太ももなどの急な痛み、朝のこわばり、発熱、だるさなどを起こす病気です。

治療で改善が期待できる病気ですが、関節リウマチ、偽痛風、感染症、悪性腫瘍、巨細胞性動脈炎などとの鑑別が重要です。とくに視力低下、強い頭痛、顎の痛みがある場合は、早めの対応が必要です。

このような方はご相談ください

・庭いじり、風呂掃除、農作業の翌朝から肩や腰が強く痛む
・作業後の筋肉痛だと思っていたが、数週間たっても軽くならなず、徐々に悪化し起き上がらなくなった
・朝のこわばりが強く、なかなか動き出せない
・CRPが高いと言われた
・関節リウマチかリウマチ性多発筋痛症か心配
・リウマチ性多発筋痛症の再発が心配

長久手クリニック 内科・腎臓内科・リウマチ科

長久手クリニック 浅井昭雅 医師紹介

浅井 昭雅(あさい あきまさ)
医師、博士(医学)
日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医
日本腎臓学会認定腎臓専門医

浅井 奈央(あさい なお)
医師
日本腎臓学会認定腎臓専門医
日本透析医学会認定透析専門医

長久手クリニックは、イオンモール長久手そば、リニモ長久手古戦場駅近くにあります。長久手市を中心に、日進市、名古屋市名東区の藤が丘・本郷・上社方面、名古屋市守山区、瀬戸市、尾張旭市、東郷町、豊田市八草方面からもご相談いただいています。

関節リウマチ・膠原病やリウマチ性多発筋痛症は、症状の出方や検査結果の解釈が難しいことがあります。気軽に専門医の診断や治療を受けたい方、診断から治療まで継続して相談したい方は、身近な街のクリニックとしてご相談ください。

2024年05月30日 10:31

医療法人雅会 長久手クリニック

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