ベーチェット病 長久手クリニック 膠原病
ベーチェット病
長久手クリニック
リウマチ専門医・指導医
浅井 昭雅
ベーチェット病の概要
ベーチェット病は、1937年にトルコのイスタンブール大学の皮膚科教授Hulusi Behçet先生により初めて報告された全身の炎症性疾患です。この病気は急性の炎症が反復し、増悪と寛解を繰り返しながら進行します。
主な症状
- 再発性口腔アフタ潰瘍、口内炎
- 皮膚症状
- 眼症状
- 外陰部潰瘍
HLAとベーチェット病
ベーチェット病は特定のHLA(ヒト白血球抗原)と関連しています。特にHLA-B51は、ベーチェット病患者の約50-60%に陽性として検出され、健常人に比べて有意に高い割合で見られます。
診断基準
ベーチェット病の診断は、主に以下の症状に基づいて行われます:
- 口腔内潰瘍(100%)
- 皮膚症状(80%)
- 眼症状(50%)
- 外陰部潰瘍(80%)
- 針反応(50%)
これらの症状は同時に現れることは少なく、数年の経過を経て全ての症状が揃った時にベーチェット病と診断されることが多いです。
治療法
ベーチェット病の治療には、以下の薬剤が使用されます:
- コルヒチン:好中球の浸潤を抑える
- 副腎皮質ステロイド薬:継続投与は推奨されない
- シクロスポリン:神経ベーチェット病を誘発する可能性あり
- TNF阻害薬:視力予後に関わる
注意点
ベーチェット病は慢性的な病気であり、長期的な管理が必要です。適切な治療と生活習慣の改善により、症状のコントロールが可能です。定期的な診察と検査を受けることで、病気の進行を抑えることができます。
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